Martiros Manoukian:春
 背景全体が、春の目覚めを思い起こさせてくれます。冬に、全てのものは永い眠りにつき、春になり、新たに目覚めるのです。この女性は、花、自然、成熟といったものを象徴しています。花に囲まれ、春を謳歌していますが彼女自身が春でもあるのです。彼女が裸であるのは、彼女自身が自然であり、自然の美しき恵であることを表しています。女性像は逆光になっていますが、光が何処から来ているのかは我々にはわかりません。“春”は、象徴的な仕方で、春の目覚めと美しさを称えた作品です。そして、この女性は他の作品と同様、特定の人物ではなく、いわば、私の理想の女性であり、夢の中の女性なのです。