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この作品を描いた動機は、“哀愁の調べ”の場合と全く同じです。旧ソ連では出来なかった自由な表現(抽象画、デフォルメ、裸婦・・・など)をしてみたかったのです。作品の中で私は、様々な色彩や線に遊び心を取り入れています。音楽にあわせた色使いや線を描くことは、なかなか難しいものです。“哀愁の調べ”と同様に、この作品でもギターが登場します。私はギターやバイオリンなどの弦楽器が特に好きで、私自身も、昔はギターを演奏していました。私が「音楽」という時は、大抵クラシック音楽のことを指しますが、クラシック音楽は、あらゆる近、現代音楽の基礎と言えるでしょう。“哀愁の調べ”と同様に、女性が風変わりな格好でギターを持っていますが、これらの作品では全てが非凡なのです。先にも述べましたが、私は、平凡なありきたりの作品を創りたくはありません。いつも、何かアクセントになる風変わりなものや、謎めいたものを取り入れて、何か新しくて特異なものを創り出したい、と思っています。